■納車翌日 (1999/03/22)

●1999年03月22日(月曜日)
 納車翌日は、強い北風が吹く真冬日となった。昨日の雨で汚れが付いたため、まずは FIAT 500を簡単に洗車する。その後、近所のスーパーへに買出しにでかける。実用目的として利用するのは、今回が初めてとなる。
 スーパーの駐車場に納まった500は、とてつもなく小さく、かつすさまじく可愛かった!助手席側のドアを閉める時、取っ手のネジが外れてしまったが、幸いドライバーでネジをとめ直したら治った。
 駅近傍の錠前屋で、500のスペアキーを作成する。キーが特殊であるため、キー素材の選定にかなり時間がかかったが、左右ドアとイグニッションキーの合計3個のスペアを作成することができた。1個1,000円

【2014年の追記】
ここまで来ると、親バカ状態である。ただスーパーに買い物に出かけただけで、すさまじく可愛いだのと大騒ぎだ。今回は、FIAT 500初の実用運用だった。元々、イタリアの庶民クルマだから、近所へお買物といった使い方がメインだったのだよね。


スーパーの駐車場で撮影した500。初めての実用目的での使用だった。1999年03月22日午後2時27分の撮影。Kodak DC260、f値3.2、露出1/170。元画像1152×768ピクセル。

 午後は、昨日納車されたばかりの500でショップを訪問する。天気は晴れであったが、北風が非常に強く寒いため、オープントップを開けて走るにはつらいものがある。  今日は店長さんから3つプレゼントを頂いた。ひとつは新品のエアクリーナ。もうひとつはエンジンフードのキャッチ部分の部品。昨日納車時にはキーが無かったので、エンジンフードのロックができない状態であったが、今日キー付きの部品が入庫したため、その部分を交換するためだ。さすがに誰でもエンジンフードが開けられてしまうのは恐い。いたずらでもされたら大変だ。


交換したエンジンフードのキャッチ部分。

交換したエンジンフードキャッチの部品セット。

 さらに、店長さんからドアの取っ手を頂いた。現在付いている取っ手はプラスティック製であるが、今回頂いたのはアルミ製のものである。新品の純正部品で、パッケージには以下の表記があった。

 Art. 70/4
 Maniglia trraporta FIAT 600D−
 500N−600T−850T in alluminio


アルミ製のドアハンドル。

 追突された場合のことを考え、シートにヘッドレストをつけることにする。ヘッドレストは、現状のシートの上部にかぶせて使う製品をRandy氏より1個頂いたが、それでも若干不安が残るため、シートそのものをヘッドレスト付きに変えるとにした。店長さんに相談したら、現状のシートを改造してヘッドレストを付ける作業は、キットが販売されており可能であるとのこと。キットが入荷し工数が確保できたら、やってもらうことにした。それまでは、店の倉庫にあるかぶせ方式のものを1個頂くことで、急場をしのぐことになった。倉庫にあるかぶせ方式のヘッドレストは、宅急便で送付してくれることになった。

 帰宅途中、ブレーキを踏むと「キィー」という擦れるような音が出るようになる。かなり大きな音であるが、ブレーキの効きは異常ない。どうも、ブレーキシューが擦れて音が出ているようである。ショップに問合せたら、大したことはないので、しばらく様子を見るようにとのことであった。時間が経てば音もしなくなるとのことである。帰宅した後、さっそくエンジンフードのキー部品の取り替え作業を行う。これで、FIAT 500Lには、イグニッションキー、右ドアキー、左ドアキー、エンジンフードキーの、合計4個ものキーが必要となった。1台の車に4個のキーとは、いやはや大変なことである。。。

【2014年の追記】
エンジンフードキャッチの交換は、FIAT 500における初のD.I.Y.となった。作業としては簡単だったので、初心者向けかもしれない。自分の車を自分でいじるという楽しみを味わえた最初の瞬間である。
この頃は、ヘッドレストを搭載したシートに改造することを考えていた。今思うと、オリジナリティを損なうタイヘンな間違いを犯すところだった。結局、この改造は実施せず、その後15年間に渡り、かませ式のヘッドレストを使用している。これなら、オリジナルの状態にすぐに戻すことができる。危ない判断をするところだった。
また、納車翌日にして、早くもブレーキ系統で異常が発生している。ブレーキの「鳴き」である。当時は、何が何だか判らなかったこともあり、まあこんなモンだと思っていた。のんきだったんだよな。




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