ノロジーホットワイヤーを装着したエンジン
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■プラグコードと巻き取り式シートベルトの装着 (1999/07/04)
●1999年07月04日(日曜日) 昼前にショップに到着し、さっそくシリコンコードの取り付けを行った。今回購入したのはノロジー・シリコンコードという製品である。これはNology Engineering. Inc日本総代理店である株式会社サン自動車工業が輸入しているもので、ノロジーホットワイヤーと呼ばれている製品だ。能書きに寄れば「330倍の強力スパークを生み出すハイテクプラグコード」とのことで、お値段も19,500円とかなり高い。 プラグコードの強化については、以前Kプロデューサからも聞いてはいたが、低域のトルクアップに非常に効果があるそうだ。しかし、インピーダンスのミスマッチやスパークの強化に伴う周辺部品の劣化等が発生する危険性もあり、メリットばかりではないということも聞いている。 今回購入したノロジー・シリコンコードは、適合車種としてFIAT 500L専用となっているため、インピーダンスのミスマッチは大丈夫だ。また、シリコンコード等を使用して点火系のチューニングを行った場合、イグニッションコイルが焼き切れるという弊害も報告されているが、ノロジーの場合アース線が付いているため、コイルが焼き切れるということは無いとのことである。しかし、宣伝文句が本当であれば、通常よりも330倍も高いスパークが発生するため、プラグの劣化は若干有ると考えた方がよさそうであろう。まあ、考え出したらキリが無いが、とりあえずFIAT専用のコードでもあることなので、それほど害は出ないであろうと判断し、試しに装着してみることにする。 取り付けは簡単であるが、通常のコードと異なるところはプラグコネクタ付近でコードのアースと取ることくらいである。アースの取り方は重要で取り扱い説明書にもアースはテスター等で測定し、しっかりと確保するようにとの注意書きがある。 プラグコード装着ついでに、ショップでエンジンルームの中身も見てもらう。フュエルホースの劣化が激しかったため、YOKOHAMA製の新品に付け替える。この際、フィュエルフィルター(フュエルストレーナ)も、かなりゴミが付着していたため交換した。また、タペットカバーからオイル漏れが確認されたため、タペットカバーとカバーボルトシールの交換も行った。経年変化で硬くなってしまったイグニッションコイルのアースコードとオイルセンサーコードも張り替える。とりあえずエンジン回りの調整は以上だ。 地味なエンジンルームの中に、真っ赤なシリコンプラグコードが装着されなかなかドスが効いてきた(ような感じがするだけかな?)。
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調整を施した500の点火系
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装着した巻き取り機能付きの3点式シートベルト
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次に、巻き取り型3点式シートベルトを装着する。これはボルトオンタイプであるため、取り付けは比較的容易だ。今まで付いていたシートベルトを取り外し、新たに巻き取り式ユニットを装着するだけである。巻き取りユニットは大人の拳よりちょっと大きい程度で、後部座席両側の床に置かれる。しかし、後部座席はほとんど荷物置き場としてしか使用しないので別に邪魔だというほどではない。このシートベルトユニットは、1座分で14,000円であった。今まで乗り降りの際に着脱が面倒であったシートベルトだが、これで格段に便利になる。しかもセーフティロック機能も付いているため、安全である。
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ボルトオンタイプの巻き取り式シートベルト
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一連のチューンアップが終了した後で、調子を見るためにドライブしてみる。ショップを出て走り始めてびっくりした。トルクが太くなったのが体感できたのである。「なにを大袈裟な!」とバカにする向きもあるかと思うが、事実なのでしょうがない。点火ケーブル一本でこれだけ変化があるとは思わなかった。ちなみに筆者はショップやメーカーの回し者ではないので、念のため。
巻き取り式シートベルトの方は、至って快調だ。ただ、若干巻き取り力が強いため、ベルトが若干強く締まっているような感触を受ける。乗り降りの際に邪魔にならないのは重宝する。 車の調子は良好であったのだが、いかんせん暑すぎて人間の方がバテそうだ。エンジンフードオープンステーをつかってフードを半開き状態にして2時間ほど走り回ってみた。途中、武蔵境駅の北にある「桜堤団地」構内で撮影した写真が、下記のものである。ただでさえ500はボディ形状が特殊なため目立つ上に、フードを半開きにしてるもんだから、あちこちで珍しがられる。中には指さして「あっ、チンクだチンク!」と叫ぶ輩もおり、なかなか恥ずかしかった。。。^^;;
【2014年の追記】
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桜堤団地構内で撮影した500
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桜堤団地構内で撮影した500
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桜堤団地構内で撮影した500
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桜堤団地構内で撮影した500
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