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とある骨董品店で購入した、妙に味わい深いCARL製卓上メモ台。全金属製でロール紙にメモを取り、トイレットペーパーよろしく切り取るという製品だ。メーカー名はCARL。奥行き22cm、幅7.5cm。上部の円筒形部分にロール紙を格納している。右側面の白いダイアルで紙送りを行い、上部に設けられているカッターでメモを取った紙を切り取って使用する。現代の付箋紙の元祖みたいな製品だ。 ところでこの卓上メモ台だが、正面にロゴプレートが付いていた。その内容であるが
Golden AKASAKA と記載されている。どうやら赤坂あたりの高級(?)クラブで使われていた製品のようだ。それにしても、「ハイソサエティー・クラブ」とは恐れ入った。今時このような表現は使わない。返って新鮮だったりする。製造年は不詳だが、おそらく昭和30〜40年代と思われる。単純な装置だが、人間臭いメカに郷愁を感じる逸品だ。
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