Ruputer/On Hand PC

 セイコーインスツルメンツ(SII)が1998年に発売したPCアーキテクチャ搭載の腕時計型端末。CPUに松下製MN1020219(1.8MHz)を採用し、ROM512KB、RAM128KB、FLASH 512KB/2MB(Pro)を搭載している。液晶画面は、102x64ドット表示である。その後、MatsucomブランドのOEM製品であるOn Hand PCがアメリカで発売された。

ruputer.jpg
SII Ruputer(写真左)
モデル名称Ruputer
メーカーセイコーインスツルメンツ(SII)
CPU松下製 MN1020219(1.8MHz)
メモリ容量ROM 512KB、RAM 128KB、
Flash 513KB/2MB(Pro)
LCDディスプレイ102 x 64 dot STN
アクティブエリア
キーボード十字カーソル+4ボタン
I/Oポートシリアル接点、赤外線ポート
本体重量67g
バッテリーCR2025x2
サブバッテリーなし
PCカードなし
寸法(mm)51.6 (W) x 55.5 (D) x 17.7 (H)
OSW-PS-DOS Ver.1.16

Matsucom On Hand PC(写真右)
モデル名称On Hand PC
メーカーMatsucom
CPU松下製 MN1020219(1.8MHz)
メモリ容量ROM 512KB、RAM 128KB、
Flash 2MB
LCDディスプレイ102 x 64 dot STN
アクティブエリア
キーボード十字カーソル+4ボタン
I/Oポートシリアル接点、赤外線ポート
本体重量67g
バッテリーCR2025x2
サブバッテリーなし
PCカードなし
寸法(mm)51.6 (W) x 55.5 (D) x 17.7 (H)
OSW-PS-DOS Ver.1.18

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Ruputer 2MB版の商品構成
1998年6月に発売されたSIIのRuputer。512KB版と2MB版の2機種がラインアップされていた。

Ruputer(左)とOnHand(右)
Matsucom On Handは目にも鮮やかな黄色いパッケージ。Ruputerの上品なデザインとは全く異なっている。

Ruputer(下)とOnHand(上)
共に内蔵メモリ2MBの製品。ロゴとベルトのデザインだけが異なる。

OnHandのデスクトップLauncher
PC通信ソフトのデスクトップLauncher。どハデなデザインがいかにもアメリカ的。

通信ソフトの起動画面
エクスプローラ風にファイルをやり取りできる通信ソフト。Matsucom付属のソフトだが、Ruputerでも問題なく利用可能。ただし最大ボーレートの設定が異なるので要注意。

ファイラの画面
左はRuputerのファイラ。内蔵メモリがBドライブとなっている。右はOnHandのファイラ。フォルダのツリー表示の他に、アプリケーション表示も可能。

ServicePack99での設定
「Appendix」セクションの「Fontset」を「Japanese」に変更することで、日本語対応アプリケーション起動時にも文字化けを回避することができる。

PCOnHand.comのトップページ
OnHandPC用の様々なインフォメーションを掲載している。結構面白いアプリもダウンロードできる。

ソフトウェアキーボードの比較
Ruputer(左)とOnHand(右)とでは、ソフトウェアキーボードが異なる。OnHandでは日本語表示用パッチを当てても、ソフトウェアキーボードは、英語のみの対応となってしまう。

RupEditの起動画面
バージョン情報を表示したところ。OnHand対応版はv.2.01e。

RupEditでの入力画面
十字カーソルキー、Enterキー、ELキーなどを利用して文字を入力する。慣れればそこそこ早く入力することが可能。

RuputerとOnHand上のRupEdit
左がRuputer、右がOnHandの画面。表示上の差異はないが、操作性はOnHandが上で、処理速度がかなり速くなっている。

RupEditの画面キャプチャ
左上から時計回りに、プログラムアイコン、編集画面、ポップアップメニュー、バージョン表示。

Matsucom USAのWebページ
OnHandPCの紹介とオンラインショップでの販売を行っている。