■プロコフィエフ (2010/02/10)
筆者はクラシック狂である。こう言うと、大概のヒトは意外な顔をするのだが、小学生の頃からクラシックを聴きまくっていた筋金入りだ。もっとも、それ以外は聴かないというタイプでは無く、音楽は全般的に好きである。ROCKだろうがJPOPだろうが演歌だろうが、はたまたミニマムテクノだろうが、まあ要するに何でも聴く。でも、クラシックの、特にピアノ関連の曲は特別だ。
ちょっと前までは、軒並みモーツァルトのピアノ協奏曲を聴きまくっていたのだが、その後スクリャービンに回帰し、現在はプロコフィエフの「戦争ソナタ」漬けである。どれも学生の頃からLPレコードで聴いていたものだから、CDで再度聞き直しては、曲の良さを再発見している、という表現が正しいか?
プロコフィエフは、特にこのピアノソナタ第8番がイイ!文句無しの傑作である。曲全体に漂う、あのまったりとした不安感が、何とも言えない。寝る前に部屋を暗くして、iPod Touchで聴くと、その「ぼんやりとした不安感」が増強されてなおさら良い。実に趣の深い作品だ。というワケで、最近はコレに夢中でつね。。。
余談だが、アシュケナージ演奏のこのCD、「DECCA Legends」と銘打ったシリーズだけのことはあり、CD媒体のデザインが秀逸である。今は懐かしいオープンリールを模しているのだ。そう言えば、小学生から中学生にかけては、オープンリールのテープを使っていたよなぁ、と押入の中を探してみると、何本か出てきたよ。懐かしいねぇ。。。
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